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Apache と Tomcat の連携


今回の目的

Java で開発した Servlet を動作させるための環境を構築する。
Tomcat 単体でも Webサービスを提供することは可能だが、一般的な Webサーバと比べて次のような問題がある。

  1. 静的なページは Apache ほど速くない
  2. Apache ほど 細かな設定ができない
  3. Apache ほど 頑強ではない
  4. Apache のモジュールでしか提供していない機能に対してサポートできない(例えば PHP とか)

これらの理由から、静的なコンテンツには Apache のよな Webサーバ使用し、Tomcat を Servlet/JSP のアドオンとして使うことが一般的である。


構築手順

Apache のインストールと設定は割愛します(証明書関連のトコロでちょっと書きましたのでソレを参照)。


Java のインストールと環境設定

Tomcat を利用するには、事前に Java をインストールしておく必要がある。
http://java.sun.com/javase/downloads/index.jsp から Linux self-extracting file(ファイル名は jdk-6u10-linux-i586.bin)をダウンロードする。

ダウンロードしたファイルを展開先に移動して実行する(/usr/local/javaディレクトリが無い場合は予め作成しておくこと)。

Java を利用するユーザは次の環境変数を設定すること。

ユーザ毎に記述するのが面倒な場合は /etc/profile や /etc/bash.bashrc に上記設定を追加すれば、 全てのユーザで Java を利用できるようになる。


Tomcat のインストールと環境設定

http://tomcat.apache.org/ から apache-tomcat-5.5.27.zip をダウンロードする。

ダウンロードしたファイルを展開しインストールする。
unzipコマンドが無い場合には(apt-get install unzip)でインストールすればよい。

スーパーユーザに次の環境変数を設定する。

/usr/local/tomcat/bin に展開したスクリプト群は実行権限が与えられていないので *.sh に対して権限を付与する。

tomcat を起動するには起動スクリプトを実行すればよい。
Opera 等のウェブブラウザを起動しアクセス出来ればインストールは成功である(例えば http://localhost:8080/)。
尚、tomcat の起動には環境変数 JAVA_HOME が設定してある必要がある。

停止するには終了スクリプトを実行すればよい。

Tomcat Manager にログインするために /usr/local/tomcat/conf/tomcat-users.xml を編集すれば、 ユーザ名「 admin 」、パスワード「 admin 」でログインできる。


Webサーバアダプタのインストール

これは Tomcat と Apache の間の情報を受け渡しするプログラムです。
http://tomcat.apache.org/download-connectors.cgi から mod_jk をダウンロードしてインストールする。
インストールの手順については付属のマニュアルを参照すること。


Webサーバの設定

インストールが完了したら Apache、Tomcat、Webサーバアダプタの設定を行う。

最初に Apache の設定を変更するが、ここでは Apache 2.x での設定例を記す。
まず、httpd.conf の末尾に次の内容を追加する。

続いて、httpd-ssl.conf の VirtualHostタグの末尾に次の内容を追加する。

そして、VirtualHostタグの外(つまりファイルの末尾)に次の内容を追加する。

最後に workers.properties を作成する。

ここまでで Apache の設定は終了し、次に Tomcat の設定を行う。
通常 Tomcat は 8080ポートで Webサービスを行っています。 つまり、外部(インターネットやイントラネット)から 8080ポートで Tomcat にアクセスすることができますが、Apache との連携を行うので外部からのアクセスは全て Apache を経由します。
そこで 8080ポートで要求を受けるための設定を以下の様に解除します(既存の定義をコメントアウトするだけ。

設定ファイルの編集が完了したら、Tomcat → Apache の順番で再起動して内容を反映させます。
尚、この順番で再起動しなかった場合、変更内容が正しく認識されないことがありますので注意してください。


鍵ペアの生成


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Last-modified: Wed Nov 19 18:12:22 JST 2008
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